色の持つ意味




ピンクはやすらぎ・リラックス・健康・愛・開放感・幸福感を表します。
人がリラックスした時や幸福感を感じている時、またはそれを欲している時に表現する色、それがピンクです。
特に女性は心を癒される色とされており、産婦人科などの内壁色は、ピンクが多いのもそのためですね。
ちなみに、男性が女性と仲良くなりたい場合、ピンクのシャツやセーターを身に着けているといいらしいですよ。
ただ、ここ一番で恋人になりたいとか、告白するときなどには、ピンクは避けたほうがよいでしょう。友達どまりになる可能性が高いからです。
太っている人がピンクが似合うのは、体系と優しさカラーがマッチするからでしょうね。


赤は共通で血液や炎をイメージするようです。
激しい炎の色、それが赤です。
情熱的で攻撃的、落ち着かない色としての印象が強いようです。
顔が赤くなるほどの怒り、危険を表す赤信号など、人間が注意警告をする際、また受ける際の色です。
昔の喫茶店では、お客の回転率を上げるため、椅子の色をあえて赤にしたといいます、するとお客は落ち着かないため、すぐに席を立つためです。
今でも回転率を高めたいファーストフードのお店やカフェなどは赤い色の椅子を用意しているところがあるようですね。
また、自分で意識的に動かしていない例えば心臓をはじめとする内臓系の動きなどの活発化も交感神経の働きです。
この交感神経が通常「赤」で現されていると共に、この神経は赤色に反応する事が実験で立証されています。
赤色で自分の内面を表す場合、健康的で内面からの溢れるエネルギーを表現するにはビビッドで透明感のある赤を選び、危機感を表す場合血の色に似たやや暗めな赤を選びます。


黄色は「光」のイメージに最も近い色と多くの人に認識されている傾向があります。
光の印象の連想から来る、生命の躍動感、上昇志向、希望、やる気、満足など前向きで期待感のある色のイメージです。
子供が自分に注目して欲しい時に良く用いる色でもあります。
この事から甘えたい、幼児期にとどまり愛される期待を持ち続けたい願望の現れとも考えられます。
また黄色は五感に働きかけ、ユーモアとユニークさを表現する色でもあります。
デートで告白する際には、黄色はやめた方がよいでしょう。


紫は特に日本では意味合いの強い色として昔から使用されてきました。
例えば、聖徳太子が制定した冠位十二階(身分制度)では最高位の色を紫と定めています。
紫の光の波長が細胞内の光修復酵素を刺激し、DNAなどの損傷を修復する働きがある事が医学的に実証されています。
交感神経の赤・副交感神経の青を混色すると紫色になりますが、これら二つの神経バランスが乱れている人(体調の悪い人・ストレス)がより紫色を好む傾向があります。
これは、先出の波長の効果と共にニュートラルな状態に戻ろうとする自然治癒力が働いて無意識にこの色を選択すると言えます。つまり、癒しの色でもあるのです。
江戸時代、体調を悪くした殿様が「紫紺」と言う薬効成分のある植物で染めた紫色の鉢巻をしていました。また、古代ローマ時代では紫貝の汁が消毒液として用いられていました。
これらは薬効成分と共に癒しの色の効果があるとも考えられます。


緑のイメージはまさに植物・葉です。
森や植物を見て、やすらかでほっとする気持ちが日ごろのストレス解消になりますね。
緑は可視光線の波長の中で丁度中間にあたる色でもあります。このバランスが安定感を与え、人をより安心したリラックスを与えてくれます。
緑は黄色と青を混ぜた色でもあります。明るく朗らかでプラス志向の黄色、それと正反対の沈み込み、物悲しい印象の青。
この2つの要素がバランス良くミックスされた状態、つまり緑はバランスがとれていて、安心、安全、癒しを現す色といえます。
また緑は安全という印象があります、植物の葉が緑なのは動物達が安心して食せるからであるし、若いものほど鮮やかな緑色です。
生命の色、安全の色、これが緑です。


青と一口で言っても、他の色に比べてバリエーションがあります。
薄い水色から紺・藍色迄。同じ青系でも印象が異なります。
青空のようなスカイブルー、吸い込まれそうな深海のブルーなど、普通多くの人は、青のイメージに「水・海・空」などを重ね合わせる傾向が見られます。
また、青は「ブルーデー」とか「気分がブルーになる」と言った、落ち込んだ感情を表現する時に良く使われる色でもあります。
暖色系の動的・外向的性質とは反対に、静的・内向的イメージが「青」にはあります。 明るい青には解放感、希望、積極性がみられますが、濃紺等の深い青には、静寂、浄化、集中、落ち込み、悲しみなど、より内面に向かう性質があります。
人が落ち込んだり悲しい時には、妙に赤や黄色がうるさく感じ、青が心を落ち着かせてくれます。鎮静、浄化の効果を無意識に取り入れているからなのでしょう。


オレンジは波動、躍進、力強さの意味があります。
色の持つ心理的意味合いとしては、黄色の要素と赤の要素をあわせ持ち、その中間に位置する感じです。黄色の幼児的イメージより成熟した健康的な自己主張で、赤色程衝動的ではなく、バランスのとれた、大人の色と言ってよいでしょう。
オレンジを選択する人は、ゆとりのある人、現状に問題点が少ない人が挙げられます。
成長は緑色、そして完熟した木の実はオレンジ色が多いようです。
つまり、成熟した大人、収穫物などの意味もあり、生命にとって大切なエネルギー元の色です。


茶色のイメージは土・大地・樹木です。
食物連鎖の底辺を支えている、全ての生命の母胎と言える大地。
そして、生物は命が尽きるとその体は大地に還ります。その為、生命の根源、母、安定感などを現します。
また、木も生命の象徴、流れる時、どっしりとした安定感があります。
色彩学の見地からだと、オレンジの明度を低くすると茶色になります。その為、同じ系統であるオレンジの要素(生命の喜び、陽気、躍動感)を併せ持っていますが、明度が落ちている分、意味合いがより内省的、哲学的意味合いも含まれてきます。
緑に似た癒しの効果がありますが、茶色は植物と土の関係性のように緑より深く根源に根ざした心理に働きかけるものになります。


白は、全ての光の色の波長を跳ね返す色です。
高揚・鎮静・中庸すらない色なので、色にまつわる感情もありません。
何も考えられなくなると「頭が真っ白になった」「白紙に戻す」など、言葉に使われている白はまさしく何もない事を指し示している事が多いです。 それと同時に白に対する敬意と憧れのイメージもあります。
ウエディングドレスの白は「純白=まっさらで穢れていない処女性のイメージ」、医者や看護婦の白衣やレストランのシェフなどの身にまとう白は「混じりけのない=その仕事に余分なものが入り込まない潔白性」が感じられます。
また、神道の禊を行う時や、亡くなった方の白装束は、命の終わりや再生、神仏への畏敬の念を意味しています。 つまり、白は無、処女、畏敬、終焉、再生と言ったイメージ、最も哲学的・宗教的意味合いが強い色ともいえます。


白とは逆に黒は全ての光を吸収する色、全ての色の要素を内包しています。
また、「白・黒」からは対極する事柄、例えば勝負、陰陽、希望と絶望、ポジ・ネガ、プラス・マイナスなどを表現しています。その全てのマイナスイメージが黒で表現されています。
言葉でも「黒」と言えば疑惑、負が付きまといますし、イメージはコンプレックス、葛藤、反抗、悲しみなどがあります。この様にマイナスイメージが先行している色ですが、全ての色の要素をあわせ持つ黒は全ての意味合いを含んでいるのです。
その為、喜びや悲しみを乗り越え、自己に向き合い確立していく場合にも黒が用いられます。
喪服の黒は、亡くなった方に対する悲しみ、思い出、敬愛、そして死に対する畏敬の念、残された自分の再構築などの意味合いがこめられていると考えられております。


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